80日目、小イワシの素揚げ
陸釣りはそれなりに好きだ。釣れる期間は手に伝わる振動を頼りに釣り糸を巻き取る時期を逃さまいと集中し、釣れない時間は広大な海を眺めて物思いにふけりることができる。成果によっては後で料理も楽しめるため、とても有意義な休日の過ごし方だと思う。ただ、釣り自体は好きだが、釣りに行くのは嫌いだ。自分の力ではどうしようもない、ただ時の運によって全く釣れないときがあるためだ。自分の力量不足で成果が出ないのは得られる反省そのものが成果になるが、それ以外の要因だと何も得るものがない。海に近い家に住み、釣れる情報が入れば繰り出して釣るのが最善手だろう。・・・理論的にはこれが正しそうだが、なぜだろう、久しぶりに釣りに行きたくなった。日々の密な時間から逃避して、何もない時間を楽しみたいのかもしれない。
会社の同僚らが昨日の夜から千葉に釣りに行ったらしく、今日その釣果のおすそ分けを頂いた。見ると、10cmほどのイワシが1引きと、5cmほどの小さなイワシが15匹ほどだった(カタクチイワシ?)。あとで思ったが、このサイズの小魚を配るのは珍しい。もしやこれが全ての釣果で、調理がめんどくさかったのだろうか。どちらにせよ私は小魚が大好きなので、ありがたく頂いた。
前置きが長くなったが、今日はもらった小イワシを素揚げして一人酒のツマミとした。
- 大きいのはなんとなく開いて3枚卸っぽくする
- 小さいのはそのまま
- 魚を袋に入れ、片栗粉を馴染ませる
- 熱した油に入れて素揚げにする
- 塩をまぶして完成
以下の様なものが完成した。
非常に美味しく出来上がった。しっかり揚げたためか、鱗や骨は特に気にならなかった。
強いて言えば、冷めてくると内臓の苦味が目立つようになり、少し味が落ちてしまった。そういえば内臓は食べても問題なかったのだろうか。・・・お腹が痛くならないことを祈ろう。