エンジニアが晩飯をクリエイト - 日常のヒホ

エンジニアが日常を生きるのに四苦八苦するブログ

71日目、鶏胸肉の唐揚げ

 自炊はしているのだが、レポートを書くのが面倒くさくなったため更新をサボっていた。しかし、後発の新人料理クリエイターのためにも自分の苦闘を記録する必要があると感じ、ここに筆もといキーボードを手にとった。

 今日は唐揚げを作成する。最近は成果報告の方法もマルチモーダルになっているらしく、文章としての記録以外に動画媒体を用いた報告がちらほら見つかる。そのうちの1つを参考にした。https://www.youtube.com/watch?v=Rw_DWNAY4oE

  1. 鶏胸肉を薄めに切る
  2. めんつゆ+ニンニクに30分つけこむ
  3. 片栗粉をまぶす
  4. 油を5mm程度敷く
  5. 揚げ焼きにする
  6. 適当にコショウをふる
  7. 完成

 以下のようなものが出来上がった。
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 見た目の通り美味しく出来上がった。久しぶりに胸を張って美味しいといえるものができたため少し感動を覚えた。

 1つ失敗した。油が切りきれておらず、かなり油っこかった点だ。クッキングペーパーを上下に挟んで軽く押し当てて油を吸い取ったつもりだったが、それでも吸いたりなかったようだ。あの工程をもう一度行うとより美味しい唐揚げになったかもしれない。

70日目、玉ねぎと酢の納豆パスタ

 さあ今日を乗り切ったのでお盆休みだ。実家に帰るが、その前にかたをつけておきたい問題がある。冷蔵庫を空っぽにしたいのだ。現在残っている食材は納豆とパスタと玉ねぎと卵で、ご飯は無い。これらを使用した上で、今日は格別疲れているので酢の物を食したかった。・・・この欲求が失敗だったのかもしれない。

 酢と納豆は合うらしい。卵と納豆は合うらしい。玉ねぎと酢も合うらしい。納豆とパスタは合うらしい。今日はこれらを全て合成したパスタを作成する。

  1. パスタを茹でる
  2. 皿に納豆と卵と玉ねぎと酢と塩コショウを適量入れる
  3. パスタと混ぜて完成

 以下のようなものが出来上がった。
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 ひとくち食べて絶望した。酸っぱさや塩っぱさは想像できたがそのどちらでもなかった。玉ねぎがただただ辛い。これが最も美味しくない原因だった。祖に加えて、酢が納豆の粘り気を増して食べにくく、卵の味がしないし、妙に酸っぱい。要するに食べるのがつらい。

 どうしてこうなったのだろうか。玉ねぎがここまで辛さを主張するとは思っていなかった。いろいろ調べると、冷水や温水で揉んで辛さを抜くほか、酢水に漬けておくと良いそうだ。今回は酢を使っているのにどうして辛いのだろうか・・・と、このレポートを書きつつもう一度食してみたところ、辛さは確かに軽減していた。知識不足はつらさを生むようだ。

69日目、豚肉のホワイトパスタ

 料理をしない人にその理由を尋ねたところ、やはり手間がかかることが要因として大きいようだ。そこで私は、ソフトウェア工学でよく用いられる計量に開発を進行する手法、アジャイル開発を料理に適用できないか考えた。アジャイル開発とは、迅速かつ適応的に開発を進める一連の手法のことを指す。一言でまとめると、小さく作って改良してを繰り返す手法だ。

 まず、目標となる料理を決める。今回は豚肉を使い果たし、ご飯がないため用いずに作成できる豚肉とマッシュルームのクリームパスタを参考にした。ちなみにマッシュルームは無い。

 アジャイル開発的には、変更が効くように考えつつ小さな機能を実装していけば良い。そこでまず豚肉を炒め始めた。次の一手は何も考えていない。

 続いてニンジンが余っていることに気づき、ニンジンを切って炒めた。アジャイル手法であればこのように需要が発生すればとりあえず対処できるので、料理とマッチしているだろう。同じように玉ねぎが余っていることに気づいたため適当に切って炒めた。

 ここでパスタを茹でていないことに気づいた。肉の火を弱火にし、パスタを茹で始めた。これと同時にホワイトパスタ化する。まず小麦粉を入れて、次に牛乳を入れる。ここで牛乳がないことに気づいた。アジャイル開発に則っていれば何にでも柔軟が効く。まず卵を溶いて入れてみたが、いまいち改善は見られなかった。続いて、機転を利かせてケチャップを使用した結果、見事ケチャップパスタに転換することができた。やはりアジャイル開発は料理と相性が良い。

 最後にパスタを具と合わせて、以下のようなものが出来上がった。
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 豚肉が硬い。焼き過ぎたようだ。

 料理として今回の作品を評価しようとしたが、どう評価してよいか検討がつかない。例えば最初に目標としたホワイトパスタとして評価しようとすると、そもそも完成品がホワイトパスタではないので評価できない。かといってケチャップパスタでもない。また、美味しさの絶対量で料理を評価することはできない。世の中の大多数の料理の美味しさ絶対量は、ただの砂糖に劣るだろう。どう評価したものか・・・

 とりあえず主観的な評価を一言で示す。「もう作らない」。こんなところだろうか。なんとなく買ったとうもろこしがとても美味しかった。

68日目、鶏胸肉ステーキ

 この部屋は風通りが良くないのか、気温が一日中30度を上回っている。気を抜くとすぐに熱中症になるので気をつけなければいけない。よくエアコンを推奨されるが、電気代はいくらかかるのだろう、どう運用すると効率が良いのだろうなどと考えるのが面倒なので使用していない。今年も暑くなりそうだ。

 今日は余っている鶏胸肉を使ってステーキを作成する。過去の文献を参考にするのも面倒になってきたのでまた単独での開発である。

  1. 鶏胸肉をみりんと酒と醤油を合わせたタレに50分ほど浸ける
  2. 小麦粉をまぶす
  3. 皮から強火で1分程焼く
  4. 裏返して弱火にし、蓋をする
  5. 焦げる
  6. 肉をどけて玉ねぎとニンジンを炒める
  7. タレを入れる
  8. 完成

 以下のようなものが出来上がった。
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 肉は外はパリパリ・・・というか焦げていて、中はジューシー・・・というより若干生っぽかった。火の通りは問題ないはずだが、一口目の食感の残念さが目立った。

 玉ねぎとニンジンは硬かった。まだ炒めたりないようだったが無心で食した。油を退けずにタレを入れたため、ヌメヌメのグチョグチョになってしまった。カロリーが高そうだ。

 成功か失敗かと問われれば、まぁ、失敗ではないだろう。この調子でしっかりスタミナを身につけ、夏を乗り切っていきたい。

67日目、親子丼

 希望を失ったとき絶望に変わるのであれば、僕たち大人はずっと前から絶望しているのかもしれない。

 今日は親子丼を作成する。野菜は一年を通して価格が変動するのに対し、鶏胸肉はいつでも安いので私のような初心者料理クリエイターにはとても相性が良い。こちらの参考文献を頼りにした。Aの材料が「Aダシ」と再帰材料を指定していること以外シンプルでわかりやすい手法だった。

 以下のようなものが出来上がった。
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 味はいつもどおり、塩辛い。相変わらず血圧の上がりそうな息苦しい味になってしまった。間違いなく「Aダシ」を濃く作りすぎたためだろう。あの和風だしの素は少量でも血管破壊力があることを覚えておこう。

 あとレンジで温めたニンジンが硬かった。流石に大きく切りすぎたらしい、これからは分厚さ1.5cm未満を心がけたい。