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17日目、キャベツとベーコンのペペロンチーノ

 私はつい先月まで研究学生をしており、実験を行う日々を送っていた。生物系の実験はとても繊細で、何かひとつ間違えると結果がパーになることもしばしばある。実験の種類によるが、その成否は終了時に分かるものが多い。失敗の理由も多々あるが、そもそも用意する薬品を間違えた等の凡ミスもあるだろう。

 今日は余っているキャベツとベーコンを活用して、ペペロンチーノを作成した。この美味しそうなペペロンチーノレシピを参考文献とした。

  1. キャベツとベーコンを一口サイズに切っておく
  2. 唐辛子の種を取り、にんにくをスライスしておく
  3. フライパンにオリーブオイルを敷いて熱し、にんにくを弱火で炒める
  4. ベーコンに色がつくタイミングで唐辛子を加える
  5. ベーコンがかりかりになったら取り出す
  6. 塩分濃度1%の塩水で、指定時間より2分短くパスタを茹でる
  7. 茹で上がる1分前にキャベツを入れる
  8. フライパンにお玉一杯分の茹で汁とオリーブオイルを入れてよく混ぜる
  9. キャベツを加えて2分絡める
  10. ベーコン等を加えて完成
  11. ついでにニンジンとキャベツの芯をレンジで熱して温野菜を作る

 上文を見て分かるように今回の料理作成は工程が非常に長く、それに比例してミスも多かった。ちなみににんにくと唐辛子は無い。

 まず順序に問題があった。パスタを茹でてからキャベツ等を切ったが、茹で上がるのに間に合わず、結果として茹でる時間が長くなってしまった。これのせいでパスタが想定より柔らかくなってしまったはずだ。しかし食事の際に発覚したが、この焦りが原因でより大きなミスをやらかしていた。

 茹で上がったパスタにキャベツとベーコンを加えて火を消した。嫌な予感がしてパスタを味見したところ、案の定無味だった。パスタを茹でる際に塩を入れ忘れたためだろう。応急処置で塩コショウをふった。

 ニンジンをスティック状に切ってレンジで温め温野菜を作成し、色々ミスはあったもののパスタ含め美味しそうに出来上がった。完成図は以下のようになった。
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 写真を撮って食事にありつき、一口目で自分が犯した最大のミスに気づき、絶望した。土の味がする。どうやら野菜を洗っていなかったらしい。甘い味がするはずのニンジンスティックからも土の味がした。ペペロンチーノも土の味がし、見かけに反して美味しくなかった。しかも、食後からまだ数十分しか経っていないが、もう既になんとなくお腹が痛い。とても悲しい。

 野菜を洗う工程などは当然文献に書かれていない。焦って料理を作成するとくだらないミスが発生するなど、リスクが大きいことがわかった。これからは準備も気をつけたいと思う。