エンジニアが晩飯をクリエイト - 日常のヒホ

エンジニアが日常を生きるのに四苦八苦するブログ

13日目、お好み焼き

 ビジネスでは常に顧客のことを考え、需要を汲んだ供給により利益をあげる。顧客=製作者となるサービスにおける製作者は「究極の顧客」などと呼ばれ、スティーブ・ジョブズ等、世界の最先端を進む思想家たちは自身を究極の顧客としてマーケティングを行う。先日の新人研修で教わったこの事柄は、実は自炊にも当てはまるのではないだろうか。自炊するのは自分のためであり、サービスの提供者も需要者も自分なのだ。私は究極の顧客として、日々の料理作成に励んでいる。

 今日は、小麦粉を買ったまま放置していたことを思い出したのでお好み焼きを作成することにした。

  1. キャベツ・長ネギを切る
  2. 小麦粉・水・卵・揚げ玉・紅しょうがを混ぜて生地の種を作る
  3. 生地をフライパンに乗せ、更に豚肉を乗せて、蓋をして4分ほど焼く
  4. ひっくり返して蓋をして3分焼く
  5. ソース・マヨネーズを塗る
  6. 完成

 まず、ネギと揚げ玉、紅しょうが、ついでに言えばソースとマヨネーズがない。紅しょうがとネギは諦めて、揚げ玉の代わりにパン粉、ソースとマヨネーズの代わりに醤油を用いた。豚肉もないので先日のささみ肉いつかの鶏肉を用いた。

 今回は最悪の出来だった。以下が完成図である。
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 最初にキャベツを切ろうとしたが、初めてキャベツを購入したため利用方法がよくわからなかった。最も外側の葉は捨てるのが普通だと聞いたが、もったいないのでこれも用いた。お好み焼きの参考文献にキャベツの葉4〜6枚ほどが目安と書いているが、葉は中心からの半径に応じて大きくなり、最外殻部分の面積は極端に大きいのだ。せん切りキャベツだけでボール代わりの鍋がいっぱいになった。

 続いて生地の種を作成したが、どうやら分量が違ったららしく、異常に小麦粉が多かったらしい。食べたときに生焼けだったため判明した。懸命に混ぜなかったのも原因かもしれない。大量のキャベツと生地が絡まずひっくり返すのに苦労した。

 最大の失敗理由は、ソースとマヨネーズを買っていなかったことだった。お好み焼きの味はソースで決まるが、ソースが無い。代わりとした醤油はお好み焼きに合わなかった。とても美味しくなかった。

 今まで10回以上自作料理を作成したが、今回の晩飯は格段に不味かった。2枚作成したが1枚は食べ切れず冷凍庫の肥やしとなった。本当に不味かった。キャベツはしばらく見たくない。